820形 (12両)
 1948年〜1949年に計12両が製造された。公称は800形である。
 戦後の特急運転再開に備え、日本で戦後初めて扉間に転換クロスシートを配置した車両。当初は2扉・前面非貫通で、特急で運用されてきたが、2000系第2次車の登場に伴ってその道を譲り、1961〜1963年にロングシート化と前面貫通化が行われ、主に普通として運用された。
 1973年〜1981年にかけて全車廃車となっている。

第1次車
1948〜1949年
10両(820〜829)

 (↑)820F(神戸方から 820-821)/1990年8月/東二見車庫
 (↓)821/1990年8月/東二見車庫
 1948年に2連×5編成が製造された。
 826-827は1951年に西代車庫の火災にて全焼し、1953年に850形と同じ車体を新製して復旧している。(ただし、後の正面窓のHゴム支持化は、850形とは異なり、非運転台側の窓にも行われた)
 1973年〜1981年にかけて全車が廃車となっている。

第2次車
1949年
2両(830〜831)
 (↑)830/撮影時期不明/西代車庫  ひろさん撮影
 (↑)831/2001年10月/東二見車庫  にしふたみさん撮影
 (↓)831/2001年10月/東二見車庫  にしふたみさん撮影
 1949年に2連×1編成が製造された。
 第1次車とほぼ同一形態だが、神戸方先頭車の830は、姫路方の連結部にも簡易運転台が存在して単行運転ができた。また、初めて軸梁式台車を採用した車両でもある。
 1973年に廃車となった。